Santander 銀行
世界中に約1億4,400万人の顧客を抱え、個人と企業の両方を対象とした銀行業務を扱う無数の事業部門を擁するSantander銀行にとって、個々の市場のニーズに柔軟に対応できるブランド・アイデンティティを構築することが重要でした。そのブランド・アイデンティティは、より一貫した方法で世界中の顧客を引き付けるようにデザインされた書体が特徴となっています。
世界中に約1億4,400万人の顧客を抱え、個人と企業の両方を対象とした銀行業務を扱う無数の事業部門を擁するSantander銀行にとって、個々の市場のニーズに柔軟に対応できるブランド・アイデンティティを構築することが重要でした。そのブランド・アイデンティティは、より一貫した方法で世界中の顧客を引き付けるようにデザインされた書体が特徴となっています。
Sagrantino4
Sagrantino™は大きなサイズ、鮮やかな色づかいで輝きを放ちます。大型ポスターやパッケージ、巨大バナー、インパクトのある見出しに使われる姿を想像してみてください。HighlightやShadowで見出し、Regularで本文と、ひとつのページをすべてSagrantinoで組むことができます。 Sagrantinoはラバランプ(水中に浮遊するオイルが形を刻々と変化させるインテリア照明)のようなフォント」と表現することもできます。滑らかで光沢があり、レトロでいて未来的。新鮮でありながら、クセもありクラシックな感じもします。テキストボックスを超えた発想が求められる書体です。実際、その躍動感ゆえ、SagrantinoのデザインにはMonotypeの書体デザイナー、Karl Leuthold、Juan Villanueva、Carl Crossgroveが3人がかりで取り組みました。
著名なイラストレーターであるクェンティン・ブレイク率いるチームとMonotypeが共同開発を行い、Blakeの筆跡を特注書体として再現しました。 ブレイクの筆跡の書体は出版物での使用のために数年前に作られましたが、年月が経つにつれ、利用の限界が次々と現れるようになりました。ブレイクとそのチームは、多忙な仕事の時間の節約になり幅広いニーズに応えられる新しい書体の作成をMonotypeに依頼しました。
Monotypeの大曲都市が、DesignStudioとの密接な共同開発によってプレミアリーグ用の幾何学的なサンセリフの万能書体をデザインしました。様々な画面、サッカーシャツの番号、テレビやリーグテーブルなど、膨大な種類の媒体にしっかりと表示できる書体です。 プレミアリーグはこれまですべてが大文字の書体を使用していましたが、さらにフレッシュで対話的な雰囲気の必要性を感じ、何種類もの媒体のニーズに応じられるデザインが必要となりました。ヨーロッパのプロのサッカーリーグとの競争がこれまで以上に厳しくなる中、単にビジュアル的に目立つだけでなく商業レベルでも目を引くブランドとなる必要があったからです。
Pizza Press 書体はドミノ・ピザを担当していたアメリカの広告代理店CrispinPorter + Bogusky社の依頼により、モノタイプの書体デザイナーのテランス・ワインジールが制作しました。すでにドミノ・ピザで使用されていたTrade Gothic® と一緒に組み合わせた際に、コンテンポラリーな印象を作り出すことをひとつの目標とし、ワインジールは既存のロゴやデザインを分解、フォントに反映させることで、様々なパターンの組み合わせができるこの書体を制作しました。こうして開発したモジュールフォントにより、これまで手作業で行なっていた細かいタイポグラフィ的な調整にかかる負荷を大幅に軽減させることに成功し、複雑なパターンでも簡単に組み合わせできるようになりました。 Pizza Press 書体は、Trade Gothic®のルーツである19世紀のオリジナルモデルに基づいて開発されました。ワインジールは、細かいディテールが施された金属活字時代の資料から、細密な線状のストライプがその当時どのように作られたかを研究しました。Gill Sans® Shadowもまた技術面での参考になりました。シャドウのデザインは、各文字のストライプの角度と間隔の細かい調整を手作業で行っています。 書体をスクリーンで表示すると背景色が透けるように、アウトラインウエイトとシャドウウエイトがわずかに重なる部分にはインクトラップが施されています。また、視覚的に微調整されたアンティークウエイトというバリエーションも用意されています。幅広いサイズと印刷環境で機能させるため、このバリエーションにはレギュラーとディスプレイの二種類のウエイトがあります。
Terrance WeinzierlデザインのKairos Sansは、19世紀のギリシャ文字に発想を得た八角形のサンセリフ書体です。ウェイトや幅の種類も豊富で、その際立つシンプルさは、見出しや小見出しだけでなく、本文用としても適しています。もちろん、スラブセリフ版のKairosとも完璧に組み合わせることができます。 Kairos Sansにはたくましい、工業的、厳格といった雰囲気があります。重量感がありながらもエネルギッシュ、それがKairos Sansです。
Halesworthは、Carl CrossgroveがデザインしたVenetian Old Styleの書籍向け書体です。特に画面で楽に読めることを目的として作成されました。 eTextの書体は、モバイル端末やデスクトップ画面などのデジタル環境へ読書体験が広がっていることの課題に対応するためにデザインされました。 eText書体のもととなった書体は、世界中で非常に人気の高いもので、印刷媒体向けの重要な書籍用書体として知られています。この有名なデザインの数々を、それらの書体が印刷向けとして好まれこととなったプロポーションや形の特徴は維持しつつ、LCDや電子ペーパーなどの技術的制約に順応するよう再解釈しました。
Following the design of HM Amperserif, a typographic guideline was developed for the use of all H&M typography.
スウェーデンの衣料ブランド、H&Mのブランディング素材は、広告やカタログからパッケージや動画、看板まで、幅広くカバーする必要があります。H&Mは、MonotypeがデザインしたHM Ampersandと呼ばれる特注のサンセリフ書体をすでに使用していましたが、世界中の様々な状況のなかで使用できる、もっと完全にタイポグラフィックな伝達手段を開発したいと思ったのです。
Metro NovaはWilliam Addison Dwiggins作のMetro No. 1をベースにデザインされました。Metro No. 1はDwigginsの知られざる書体でしたが、映画監督Doug Wilsonが「Linotype: The Film」の製作時に発掘し、大曲都市に復刻を依頼しました。Metro NovaはMetro No.
Monarda™は、Terrance Weinzierlが、1950年代の派手で人目を引くブラッシュ・スクリプト書体を解釈してデザインした書体です。エネルギッシュであり陽気で、印刷物の見出しにもインタラクティブなバナーにも適しています。基本的なアルファベットに加え、MonardaのOpenTypeフォントには、大きいサイズのスワッシュ文字や前後関係に依存する異体字や合字がたくさん入っています。