Cavolini™
Carl Crossgrove作のCavolini™は、手書き風ならではの魅力が光る書体ファミリーです。小サイズの画面向けに開発され、8スタイルで構成されています。手書きのカジュアルな魅力と臨場感がありながら、文字の明瞭さはしっかり維持されています。
Between™
Between™は、3種類のトーンを持つ書体です。それぞれ見た目は異なりますが、共通しているのは人間的な味わい。Betweenで組んだテキストにはやさしさと親しみやすさがあります。3つのスタイルの間(= between)」を行き来できることもこの書体の魅力。1文字単位でも置き換えが可能なため、階層や対比を表現したいときや強調したいときに便利です。
Neue Kabel®
Neue KabelはRudolf Koch作のKabel®をリデザインしたものです。手がけたのは、Kochもかつて在籍したドイツのオッフェンバッハ・アム・マイン造形大学で書体デザインを教えていたMarc Schützです。Schützが目指したのは、オリジナルのKabelの特徴と魅力を保ちながら、現代の表示環境に適した形にすることでした。
Neue Kabelは、Kochのデザイン精神を守りつつ、21世紀にふさわしい特徴を持ったファミリー展開になりました。本文をNeue Kabelで組むと、Kochのデザインの優雅さ、明るさが現れます。印刷物でもインタラクティブデザインでも、高い汎用性を発揮します。
Posterama™
Posterama™は、組み合わせ自在のモジュール式の幾何学的サンセリフ書体ファミリーです。そのデザインは、20世紀の出来事やタイポグラフィに発想を得ています。FuturaやGill Sansのような雰囲気を持たせ、活版印刷や写植印刷のような柔らかさを出すために、文字の角は手作業で丸みがつけられています。
Gill Sans Nova®
Gill Sans® Novaは、大人気のGill Sansファミリーを18書体から43書体に拡張し、レギュラー幅からコンデンスト幅までデザインの調和を図りました。6種のインライン、影付きアウトラインなど、初めてデジタル化された見出し用書体のほか、かつてはMonotypeライブラリーから外されていたGill Sans Nova Decoも復活し、ラインアップに加わりました。
Joanna Nova®
Joanna® Novaのデザインは、Eric Gill作のオリジナルのJoanna書体の拡張アップデート版で、非常に高い評価を受けながらもあまり使われなかったスラブセリフ書体を21世紀にふさわしい形で蘇らせたものです。Joanna Novaのフォント数はオリジナルの2倍以上の18種類で、オリジナルのデザインにはなかったThinやUltraBlackをはじめとする幅広い種類のウェイトが用意されています。
Joanna Sans Nova®
Joanna® Sans NovaファミリーはEric Gill シリーズの中でGillがデザインを手がけなかった唯一の書体です。Monotype Studio所属のデザイナーTerrance Weinzierlは、デザイン基準の最前線であるデジタル・アプリケーションで3年以上の期間を経てこの書体を完成させました。Joanna Sans Novaは、GillのオリジナルのJoannaを主にベースにして作られたヒューマニストサンセリフ書体です。
Joanna Sans Novaは小さなデジタル画面でも高いレベルの読みやすさを確保するために、より大きなxハイトを備えています。ヒューマニストのプロポーションがベースのデザインなので、驚くほど快適により長い文章を読むことができます。
Kairos Sans®
Terrance WeinzierlデザインのKairos Sansは、19世紀のギリシャ文字に発想を得た八角形のサンセリフ書体です。ウェイトや幅の種類も豊富で、その際立つシンプルさは、見出しや小見出しだけでなく、本文用としても適しています。もちろん、スラブセリフ版のKairosとも完璧に組み合わせることができます。
Kairos Sansにはたくましい、工業的、厳格といった雰囲気があります。重量感がありながらもエネルギッシュ、それがKairos Sansです。