Terrance Weinzierl
クリエイティブ・タイプディレクター
Terry Juniorを一言で表現するなら、「完璧なまでの不完全さ」。スケッチ時の筆跡が残る字形からは、手書きの技が感じられます。
Monarda™は1950年代の派手なブラッシュスクリプトの雰囲気をもった書体です。エネルギッシュで、遊び心も感じられるその形は、印刷物の見出しでも、インタラクティブバナーでもカジュアルさを演出することができます。
現代のデザインとブランディングのニーズに応えるべく誕生したHelvetica Now。スイスデザインの特徴である明快さ、シンプルさ、中庸さは健在です。
In his words.
Monotype Studio のクリエイティブ・タイプディレクターとして、Terrance Weinzierl は、2008年以来、Monotype Library や様々なブランドのために書体をデザインしたり既存の書体のカスタム版を作ったりしてきました。Microsoft や Google、バーンズ・アンド・ノーブル、ドミノ・ピザやSAPのカスタム・プロジェクトで仕事をするのに加え、彼は、ゲームやプロ・スポーツ・チームや自動車メーカーの書体をデザインしてきました。
米国ミシガン州にあるグランド・バレー州立大学で美術学士の学位を取得してから、タイポグラフィーをさらに続けるためにシカゴのAscender社にインターンとして入社し、その後同社の書体デザイナーになりました。Monotypeのチームの一員としては、これまでに様々なクライアントプロジェクトに携わり、有名ブランドの特注書体をデザインしたり、ライブラリにあるKairos SansやMonardaなどの書体リリースにも貢献しました。また、Eric Gill Seriesのスーパーファミリーの一部であるJoanna Sans Novaのデザインも手掛けましたが、手書きのレタリングやカリグラフィーに強い関心を持ち続けています。
自身が手掛けたDomino’s社向けのPizza Press書体は、2014年にタイプディレクターズクラブから優秀賞を受けました。2017年と2018年にはDomino’s 社向けの書体パレットを拡大するために、One Dotという名の大きなファミリーにサンを取り入れたり、Two Dotsという名の新しいセリフデザインを加えたりしました。どちらの名前もDomino’s社のロゴにちなんだものです。
TypeCon、AIGA、Creative Mornings、Game Developers Conferenceなどのイベントでの講演もよく足を運んでいます。
Studio releases.
Helvetica Now®
Monarda™
Monarda™は、Terrance Weinzierlが、1950年代の派手で人目を引くブラッシュ・スクリプト書体を解釈してデザインした書体です。エネルギッシュであり陽気で、印刷物の見出しにもインタラクティブなバナーにも適しています。基本的なアルファベットに加え、MonardaのOpenTypeフォントには、大きいサイズのスワッシュ文字や前後関係に依存する異体字や合字がたくさん入っています。
Terry Junior™
Terrance Weinzierl作の書体、Terry Juniorを一言で表現するなら、「完璧なまでの不完全さ」です。スケッチ時の筆跡が残る字形からは、手書きの技が感じられます。新しいフォントを5日間で完成させるプロジェクト「Monotypeフォントマラソン」でデジタル化した書体に、インラインスタイルと筆書きの不規則な線を再現した異体字を加え、Terry Juniorが完成しました。