ITC Lubalin Graph®
Herb Lubalin デザインのITC Lubalin Graph®は、1974年にTony DiSpignaとJoe Sundwallによって書体化されました。骨格は同じくLubalin作のITC Avant Garde Gothicと同じですが、字形は大きめのスラブセリフに合うよう変更されています。1992年にはHelga JörgensonとSigrid Engelmannによって、スモールキャップとオールドスタイル数字の入ったコンデンストが追加されました。高めのxハイトと全体的にタイトな字幅が特徴のITC Lubalin Graphは、70年代アメリカのグラフィックデザインを代表する書体といえます。20世紀半ばのモダンデザインや、同時期のシンプルなサンセリフ体や伝統的な本文書体と合わせれば、しっくり収まります。ウェイトはコンデンス幅がBookからBoldまでの4種類、標準幅がExtra LightからBoldまでの5種類になっています。